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カテゴリー : スタッフ日記

VM24用のエアフィルターを試してみました。

2013年10月10日

VM22用のエアフィルターはいままで販売していましたが、VM24用はファンネルしか用意がなかったので、今回エアフィルターを試してみました。

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VM22と同様に使うことができるので、商品化を検討しています。

ではまた。



ヘッドライトバルブを試してみました

2013年10月8日

当社で扱っているヘッドライトバルブにNo.976のスーパーホワイトPH7ヘッドライトバルブがありますが、他にも種類が
増やせないか、以下写真のヘッドライトバルブを試してみました。
img_0156

まずは、一番左のバルブから試しますが、その前にNo.976のバルブを装着した時の写真をお見せします。
0976
スーパーホワイトという商品名の通り、光が白くて明るいです。

それではいちばん左のバルブです。
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No.976より若干黄色くて暗く感じました。

次に真ん中のバルブです。
0002
黄金光と書いてあるだけあって、黄色味が強いです。

最後にいちばん右のバルブです。
0003
これはちょっと面白いバルブで、見る角度によって若干色味が異なる感じでした。
薄紫っぽく見えたり、夕焼けのような感じにも見えます。

今回3本試しましたが、結局No.976のバルブが明るくて見やすいという結果となりました。

これからもいろんなパーツを試して、良い物を商品化していきます!

ではまた。



No.2745のアンダーカウルをグロム(MSX125)用に開発中

2013年9月30日

組み立て車両で紹介したNo.2745のアンダーカウルをグロム(MSX125)に取り付けられないか試してみました。
2745
付属のステーでは取付けできないので、汎用のステーを加工したり、カウルを削ったりすることで、どこへも干渉せずに
以下のように取り付けできました。
img_2499
ただ、これでは手間がかかりすぎるので、簡単に取り付けられる専用ステーを検討中です。

乞うご期待!

ではまた。



キットバイク組立依頼作業その2

2013年8月26日

今回はサイドスタンドの交換とボルト類の交換作業を行いました。

サイドスタンド
今回組立をしているバイクは元々装着されているスタンドですと車体が垂直になり、安定していませんでした。
また接地部分も地面に対して一部しか接地していない為、可変のサイドスタンドへ変更をし安定した角度と接地部分の調整を行いました。
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ボルトの交換
キックスターター、ギヤシフターのボルトは平ボルト1本で止まっていますので、六角ボルトに交換です。
ワッシャー、スプリングワッシャーも入れて緩みが発生しない様に固定します。
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チェーンアジャスターに付いてもナットの交換です。
こちらもナイロンナットに交換し緩みが発生しない様に固定します。
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今回のアップはここまでになります。引き続き作業をアップしていきたいと思います。
宜しくお願い致します。



キットバイク組立依頼作業

2013年8月21日

今回はお客様から組立依頼を頂いた際の作業をアップします。
当社に組立依頼を頂きますと部品の交換や、メンテナンスなど
お客様のお手元にバイクが届いてから直ぐ乗れる状態でお渡ししております。
少しずつではありますが、作業をアップしていきますので、当社の組立依頼を是非
ご検討頂ければ幸いです。

今回はキットバイクNO08の組立です。
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バッテリーケース
段ボール、鉄枠を分解したらバッテリー充電を行います。
バッテリーケースグロメットにモリブテングリスを塗ります。
バッテリカバー脱着時にケースの爪部分に負荷が掛かり折れないよう防止します。
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モノショックの調整
写真で見ても分かるように、モノショックがスイングアームと干渉している為、このまま調整をせずに
走行すると大変危険です。スイングアームに干渉しないよう調整をします。
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フレームに固定しているブラケットの位置を後方に移動し、スイングアームに干渉しない位置に調整をしました。
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マフラーサイレンサーバンド
サイレンサーバンドの内側にステーが挟み込まれる様にして固定されている為、
走行の振動などで緩み外れてしまう可能性がありますのでこちらも交換です。
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白いビニールは疵防止の為のテープですので、剥がしてから作業を行います。
バンドの外でステーを固定し、ボルトも六角フランジ付ボルトとフランジ付ナットに交換しました。
ボルトの長さもナットから出ない長さに合わせていますので見た目も美しくなります。
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左右グリップ
キットバイクに装着されているグリップは固めのグリップですので、こちらも交換します。
(写真はキットバイクNO16の車体です)
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当社オリジナルのグリップに交換です。
交換商品はミニモトハンドルグリップNO2118です。
こちらのグリップは弾力があり、吸着感のあるグリップですので握った感じも
キットバイクのグリップより手に馴染みます。
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今回のアップはここまでになります。引き続き作業をアップしていきたいと思います。
宜しくお願い致します。



ミニモトパーツで一台組み上げる! その14

2013年7月13日

ミニモトパーツで一台組み上げる! その14です。

いよいよ最終回になりました。今回の作業は以下になります。

1.バックステップにフットブレーキランプスイッチとブレーキマスタシリンダーを取り付ける。
2.サイドカバーを取り付ける。
3.ミラーを取り付ける。
4.エンジンオイルを交換する。
5.走行前の準備

では早速組み立て行きましょう。

1.バックステップにフットブレーキランプスイッチとブレーキマスタシリンダーを取り付ける。
  今回使うのは以下のパーツです。
  No.0658 フットブレーキランプスイッチ
  No.1084 ブレーキスイッチスプリング
  No.0123 10インチ専用リアディスクブレーキのマスターシリンダーとオイルタンク
  No.0313 125ccセル付き2次側クラッチエンジン付属のブレーキランプスイッチホルダー

まず、バックステップにフットブレーキランプスイッチを取り付けるためのホルダーを以下写真のように取り付けます。
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ここへフットブレーキランプスイッチを取り付けますが、このままではスイッチで使うスプリングをひっかける場所がないので、以下写真のようにバックステップにひっかける穴を加工しました。
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穴が2つ見えますが、左側は元々ある穴で、フットブレーキを踏んで離したときに戻るための巻きバネを留めている穴になります。
ここへはブレーキスイッチスプリングをひっかけることができないので、右側に穴を開けました。
ここへスプリングをひっかけますが、スプリングの先端はU字だったので、先端をカットしてL字にしてから差し込んだのが以下の写真です。
003
ですが、このままだとL字でひっかけているだけなので横へスライドして外れてしまいます。
そこで、外したステップを元へ戻したのが以下の写真。
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これでスプリングが外れないようになりました。
ステップを強く締め込むと、スプリングが潰れてしまうように見えますが、実際には以下の写真のように
強く締め込んでも、クリアランスが確保できる形状になっています。
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ブレーキを踏みこんでみて、スプリングがペダルストッパーに当たらないことを確認します。
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これでブレーキランプスイッチを取り付けることができましたので、次はリアブレーキのマスターシリンダーをバックステップへ取り付けます。
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バックステップに詳しい方は恐らくこの写真を見て違和感を覚えるかもしれません。
本来であれば、マスターシリンダーのピストン動作方向とフットブレーキの接続部は一直線上に並んでいてフットブレーキを踏むことでピストンを押し上げるというのが一般的な構造ですが、今回選択したパーツの組み合わせだと、このような取り付けになり、ピストンを押しこむ部分を引っ張り上げるような構造になっています。
さらに、以下写真のようにフットペダル接続部と水平方向の位置を合わせるために、マスターシリンダーとステーの間にスペーサーを入れる等の対応を必要としました。
(見えやすくするためにブレーキランプスイッチは外してあります。)
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次にマスターシリンダーのオイルタンクですが、以下写真の場所へ収めました。
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これで、ここでの作業は一旦完了です。

2.サイドカバーを取り付ける。
  今回用意したのは以下のパーツです。
  No.0862 カバー左右セットホワイト
  No.0950 バッテリーケースステー右側用
  No.0791 バッテリーケースゴムグロメット3ヶ(1台分)
  
  まず、サイドカバーを用意します。
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次にNo.0791のグロメットを用意して以下写真のようにバッテリー付近のステーへ取り付けます。
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グロメットを取り付けた後、グロメット内側に少量のシリコングリスを塗布してサイドカバーを入りやすくしています。  これで、カバーを取り付ければバッテリー側は完了です。
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次に反対側はNo.0950のバッテリーケースステー右側用を用意して以下写真のようにフレームへ取り付けました。
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ここで、右側のサイドカバーを取り付けようとしましたが、カバー側の穴位置が若干合わなかったので長穴を  開けて以下写真のように取り付けました。
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ここでの作業はこれで完了です。

3.ミラーを取り付ける。
  今回用意したのは以下のパーツです。
  No.1384 ZⅡミニミラーメッキM8

  まず、ミラーを用意します。
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後はブレーキとクラッチレバーのネジ穴に取り付けるだけと思いましたが、残念ながらブレーキ側はこのままで取り付けることはできません。
実はNo.1227のフロントフォークに付属しているブレーキレバーのミラー用ネジ穴は逆ネジ仕様になっておりミラー側が正ネジでレバー側が逆ネジのアダプターが必要です。
ですが、ここではあえてリコイルを経験したことが無かったので、No.2311のリコイルジャパン・M8リコイルキットを使って、レバー側のM8逆ネジをM8正ネジにしたリコイルの方法を紹介します。
まず、リコイルキットの製品構成を見てみましょう。
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左からM10のコイル(内側はM8正ネジ)で商品には10個付属しています。
コイルの内側は以下写真のようになっており、コイルの先端が内側へ曲がって飛び出しています。
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コイルをネジ山へ取り付ける際にはこの部分を上記写真中央の一番長い冶具を使って回していきます。
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左から2番目の棒状の冶具はコイルを取り付けたあと、コイルの内側へ飛び出した部分を折るためのものです。
最後に一番右側の冶具はコイルを取り付けるためのネジ山を切るドリルになります。
ではさっそく作業開始です。
まず下処理としてM8のドリルを使って逆ネジのネジ山を削ります。
削ったあとはエアスプレー等で切り粉を飛ばしてきれいな状態にします。
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次に付属のドリルを使ってコイルを取り付けるためのネジ山を切りますが、ドリルを回すためのハンドルが付属していないので、別途以下写真のようなタップハンドルを用意してドリルを取り付けています。
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これで、コイルを取り付けるためのM10のネジ山を切りますが、用意したタップハンドルが小さくて力が入りづらくネジ山を切るのに時間がかかったので、もう少し大きいタップハンドルをお勧めします。
電動ドリル等での作業も考えましたが、試したところネジ山が簡単に飛んでしまうので手作業のほうがいいです。
ネジ山を切り終えたら、付属の冶具を使って以下写真のようにコイルを回していきます。
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コイルを回し終えたのが以下の写真。
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コイル先端に内側に曲がって飛び出した部分が見えます。
これを先ほど紹介した冶具を使って、押し込んで折ります。
ゆっくりやろうとするとこの部分が曲がるだけになってしまうので、以下写真のように冶具をセットしたら、プラハン等で一気に折ってしまうことをお勧めします。
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折った後の写真が以下になります。
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これでリコイル作業完了です。M8逆ネジをM8正ネジにすることができました。
ただ、個人的には初めてで、コイルを回しただけでしっかり固定できるか不安だったので、コイルを取り付ける際に、レバー側のネジ山に少量のアロンアルファー等を塗布してコイルを取り付けています。
あまり大量に塗布してしまうとコイルの内側に染み出してきてミラーが取り付けづらくなるので注意が必要です。
最後にミラーを取り付けてここでの作業は完了です。
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4.エンジンオイルを交換する。
  今回使うのは以下の商品です。
  No.2388 ホンダエンジンオイルウルトラG2
  No.1868 オイル吸収剤ポイパック

No.313のエンジンには既にオイルが入っていますが、始動確認用なので、走行前には必ず交換しましょう。
まずポイパックを用意してエンジンの下に置きます。
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次にフィーラーキャップを外しておきます。
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そしてドレンボルトを外せば、オイルが出てきます。
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しばらくするとオイルが出てこなくなりますが、まだ内部にはオイルが残っていますので、車体を左右に傾けます。
そうすると、まだ出てきますので、これで出てこなくなったら排出口をふき取り、ドレンボルトを締めます。
次にオイルを入れますが、容量を確認しながら入れるために以下写真のものを使っています。
(ブレーキオイルも兼用で使っているのでエンジン用にしては小さい容器です。)
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容量はおよそ650cc程入れました。
これでここでの作業は完了です。

5.走行前の準備

公道で走る前には書類等を含めて以下の項目が必要になってきます。
5-1.ナンバー登録
5-2.自賠責保険加入
5-3.走行前点検

5-1.ナンバー登録
当社の場合だと、フレームを購入していただいたお客様にはナンバー登録用書類を400円でお付けすることができますので、これに必要事項を記入して、市役所の税務課へ提出します。
今回の場合は以下の項目を記入して提出しました。

・所有者と使用者と届け出者の住所氏名
・申告の理由:購入にチェック
・種別:第二種 甲(0.125L以下)
・所有形態 :自己所有
・主たる定置き場:左記所有者の住所と同じ
・車名:Huzhou (フレームの製造元メーカー名です。)
・形式及び年式:201306 (登録した年月日の数値を羅列しただけです。)
・原動機の形式:LC152FMI (エンジンに刻印されている型式です。)
・車台番号:フレームに刻印されている番号を記載します。
・形式認定番号:ここは無記入です。2輪協会に入っているメーカーの車両であればこの番号を持っています。
・総排気量:0.125L

無事登録が完了すると標識交付証明書とナンバー(取り付けボルト・ナット)が貰えます。登録費用は無料です。

5-2.自賠責保険加入
   これは今回ネットで加入しました。
   登録者の住所氏名や標識交付証明書に記載している項目等を記入するだけで簡単に加入できます。

5-3.走行前点検
   各部ボルトの増し締めやチェーンのたるみ確認、電装系の動作チェックをしました。
   最終的に出来上がった車両の写真を紹介します。

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しばらくお届けしてきたスタッフによる車両組み立てブログは一旦ここで終了となります。
最後にいままで組み立てに使用したパーツリストへのリンクを紹介します。
パーツリストはこちらから

これからはこの車両をつかった動画撮影や気になったパーツの取り付けなどを紹介予定です。

ここまでご覧いただきありがとうございました。ではまた。



ミニモトパーツで一台組み上げる! その12

2013年6月30日

ミニモトパーツで一台組み上げる! その12です。

今回の作業は以下になります。

1.タンクを取り付ける。
2.シートとリアカウルを取り付ける。
3.マフラーを取り付ける。
4.スプロケカバーを取り付ける。

では早速組み立て行きましょう。

1.タンクを取り付ける。
  今回用意したのは以下のパーツです。
  No.1305 ホンダ純正燃料タンク Z50J-7
  No.2260 ホンダ純正モンキー4点キーセットのタンクキャップ
  No.1788 12V燃料タンクコック
  No.0725 タンクマウントゴムとブッシュ

まず、タンクキャップをタンクへ取り付けます。タンクの溝に合わせてキャップを締めるだけですので
簡単に取り付けることができると思います。
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次にフレームにあるタンクを固定するゴム部分へタンクをはめ込みますが、きつくて押し込めない場合は少量のグリスをタンク側へ塗布してから作業するとはめ込みやすいです。
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最後にNo.0725のタンクマウントゴムとブッシュを使ってシート側を固定します。
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あとはボルトで締めるだけですが、汎用のM6×15mmのボルトとワッシャーを使ってゴムを潰しきらない程度に締めつけました。
最後にコックを取り付けて、ガソリンホースをキャブレターに繋ぎますが、コックを締めすぎると最悪タンク側が割れてしまうので、強く締めすぎないよう注意が必要です。
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これで、ここでの作業は一旦完了です。

2.シートとリアカウルを取り付ける。
  今回用意したのは以下のパーツです。
  No.9090 モンキーローダウンシート段付きK0シート
  No.2271 Z2形状テールカウル
  No.2025 シート取り付けボルト
  
まず、シートを用意して、裏面にステーを取り付けます。
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次にリアカウルを用意してシートに取り付けますが、商品説明にもあるとおり、そのままでは付けることができませんので、以下写真のように加工して取り付けています。
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最後にカウルを取り付けたシートをフレームへ取り付けます。
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シート後ろ側のステーはリアショックを取り付けているボルトへ差し込み、前側のステーは以下のシート取り付けボルトを使ってフレームへ固定します。
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ここでの作業はこれで一旦完了です。

3.マフラーを取り付ける。
  今回用意したのは以下のパーツです。
  No.2593 パワーアップマフラーステン製
  No.1527 マフラーフランジ六角ナット
  No.2571 KITAKO エキゾーストマフラーガスケット

まず、今回使用するパーツ一式を用意します。
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最初にエキゾーストパイプとサイレンサーを付属のスプリングで固定します。
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次にサイレンサーをリアショックの取り付ける時にあらかじめ付けておいたステーに仮留めします。
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そして、エキパイとエンジンの間に入れるガスケットを用意したら、フランジナットで以下写真のように固定します。
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あとは仮留めしておいたサイレンサーのステーをしっかり固定して、ここでの作業は完了です。

4.スプロケカバーを取り付ける。
  今回使うのは以下のパーツです。
  No.313 エンジン付属のスプロケカバー

以下写真のスプロケカバーとボルトを用意して、エンジンに取り付けるだけです。
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今回の作業はこれで全て完了です。

次回はブレーキのマスターシリンダー、サイドカバーやミラーの取り付けを紹介して完成となります。お楽しみに!



ミニモトパーツで一台組み上げる! その9

2013年4月22日

ミニモトパーツで一台組み上げる! その9です。

今回の配線は以下になります。
1.タコメーターの配線。
2.スピードメーターの配線。
3.ランプ、スイッチの動作確認。

では早速組み立て行きましょう。

1.タコメーターの配線。
  今回使うのは以下の部品です。
  No.994  タコメーター12000RPM表示60パイ
    
タコメーターから出ている配線は、赤、黄、緑、黒色の線になりますが、各色の役割を以下に記載します。

赤 : DC電源用(キースイッチがONになったとき、針が12000回転まで回って0に戻ります。)
黄 : バックライト点灯用(キースイッチがONになったとき、文字盤がブルーに点灯します。)
緑 : エンジン回転数取得用(イグニッションコイルの+側と接続し、パルス信号を受け取ります。)
黒 : アース接続用

まずは赤と黄色の配線ですが、この2本はキースイッチから来ている黒色のWギボシメスへ繋ぎます。
個別にオスギボシにして繋ぐとスピードメーターで必要な電源が取れなくなるので以下写真のように
赤と黄色の線を1つのオスギボシにして繋いでいます。
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次の緑色の線は、イグニッションコイルに繋がっている黒黄色の線へタップすることでパルス信号を
取ることができますが、長さが足りません。
ですので、延長線を自作して以下写真のようにタップします。
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最後に黒色の線ですが、これはフレームアースに接続するだけです。
下の写真は後に紹介するスピードメーターにもある、黒色のアース線と1つのギボシにしてフレームアースへ繋いでいます。
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これでタコメーターの配線は完了です。

2.スピードメーターの配線。
  今回使うのは以下の部品です。
  No.996  140km表示スピードメーター
   
スピードメーターから出ている配線は、橙、黒、黄、黄黒、赤、赤黒、緑、緑黒、青、青黒の線になりますが、各色の役割を以下に記載します。
  
橙 : バックライト点灯用(キースイッチがONになったとき、文字盤がブルーに点灯します。)
黒 : バックライトアース接続用
黄 : ウインカーパイロットランプ用(ウインカースイッチがONになったとき点滅します。)
黄黒 : ウインカーパイロットランプアース接続用
赤 : 燃料警告ランプ用(今回使用しません。)
赤黒 : 燃料警告ランプアース接続用(今回使用しません。)
緑 : ニュートラルランプ用(ギヤがニュートラルになっているとき点灯します。)
緑黒 : ニュートラルランプアース接続用
青 : ハイビームランプ用(ハイビームスイッチがONになったとき点灯します。)
青黒 : ハイビームランプアース接続用

まず、バックライトの橙色とニュートラルランプの緑色をキースイッチから来ている電源の黒ギボシメスに
接続する必要があるので、これらを1つのギボシにして以下写真のように繋ぎます。
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次にバックライトアース接続用の黒色の線は、先ほど紹介したように、タコメーターのアース接続用と
一緒にアースへ繋いでいます。
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ニュートラルランプのアース接続の緑黒の線はメインハーネスから来ている若葉赤の線へ繋ぎます。
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ギヤがニュートラルに入っているときのみ、この線がアースへ繋がりランプが点灯します。

次に赤と赤黒の線ですが、これは燃料警告ランプ用です。
FI車であれば、インジェクション信号から燃料使用量を算出することで、このランプを使用することが
できるようですが、キャブ車では燃料使用量を算出する装置がついていないので、一般的には使用しません。
(他社であれば、キャブ車でも残燃料を測定できる機器はあるようです。)

次はウインカーパイロットランプ点滅用の黄色の線ですが、ランプ自体がLEDなので、左右ウインカーの
+線をこの黄色へ繋ぐ必要があります。
ですが、そのまま黄色へ繋いでしまうと、ウインカースイッチを入れた際に反対側のウインカー線へ
電気が逆流してしまい、両方のウインカーが点滅することになります。
ですので、片側のウインカー+線から黄色のみに電気が流れるよう、逆流防止をする必要があります。
そこで用意したのが、以下のダイオードと中継用の部品です。
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上記写真の赤い部品はダイオード中継用の部品で筒状になっており、外がプラスチックで中が金属になっているため、外から圧力をかけて潰すと導線同士が繋がるようになっています。
これをダイオードの左右から通して、中央をテープで止め、接続用の線を取り付けたのが以下の写真です。
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赤い部品にこの方向にしか電気が流れないとわかるように小さな矢印を書いてあります。
今回は、1A程度まで逆流防止できるダイオードを使用しました。
これを2本製作し、黄色側をWメスギボシにして繋いだのが以下の写真です。
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これでウインカースイッチを入れた際に、反対側には電気が流れず、片側のウインカーとスピードメーターのウインカーパイロットランプを点滅させることができます。

ウインカーパイロットランプのアース接続用の黄黒の線はハイビームランプアース接続用の青黒と1つの
ギボシにして、アースへ繋いでいます。
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最後にハイビームランプ点灯用の青色の線は、ヘッドライトに繋がる青の線へタップすればOKですが
ここでちょっとした問題が発生しました。
No.1977の集合スイッチにあるヘッドライトへ繋がる線は青、白、緑で純正と同じ色だったので、最初このスイッチ側の青へタップしたのですが、後で動作確認したところ、実は白がハイビームで青がロービームでした。
ヘッドライト側の青にタップしていれば、線を入れ替えるだけで済んだのですが、スイッチ側にタップしたのでタップのやり直しとなってしまいました。
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ハイビームランプアース接続用の青黒は先ほど説明したとおり、黄黒と一緒にアースと接続しています。

これでスピードメーターの接続は完了です。

3.ランプ、スイッチの動作確認
  では、ここまでの配線が問題ないか、実際にバッテリーを接続してランプ、スイッチの動作確認をしましょう。

まず、バッテリーを接続する前にアースがきちんと接続されているか確認します。
まずはリアウインカーのアース。
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次にメインハーネスにある、イグニッションコイルへ繋ぐ配線の近くにあるアース線。
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そして前方にあるメインハーネスから出ているアース線とタコメーター、スピードメーター、キルセルスイッチから出ているアース線。
(メインハーネスとキルセルスイッチのアース線は単線、タコとスピードメーターは黒2本、黄黒、青黒がアースに繋がっています。)
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これらのアース接続が問題ないことを確認したら、キースイッチがOFFになっていることを確認して
バッテリーを接続します。
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バッテリーを接続した際に、ヒューズが飛ぶようなことがあれば、配線に問題がありますのでこれまで説明してきた個所を再度点検してください。

問題なければ、キースイッチをONにしてみましょう。(ここでもヒューズが飛ぶようなことがあれば各部点検です。)

まず、メーター類の点灯を確認します。
下記写真のようにタコとスピードメーターのバックライトが点灯し、タコメーターについては針が12000RPMまで回転し、0に戻ります。
そしてニュートラルランプが点灯しているはずです。
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ここで問題なければ、ホーンスイッチを押してみましょう。音が出れば正常です。

次にウインカースイッチを左右へ入れてみましょう。
スイッチを倒した側の前後ウインカーが点滅し、スピードメーターのウインカーパイロットランプも
点滅するはずです。

最後にブレーキスイッチを確認します。フロントブレーキを握るとテールランプが点灯し、
リアブレーキスイッチも先端を引っ張ると、テールランプが点灯するはずです。

ここまで問題なければ、ランプ・スイッチ類の配線はほぼOKになります。
あとはエンジンを始動しなければ確認できないのでこれで作業は完了です。

今回作業した配線図は前回紹介した配線図と同じですので、そちらを参照してください。

次回はセル関連の配線を紹介予定です。お楽しみに!