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ミニモトパーツで一台組み上げる! その3

ミニモトパーツで一台組み上げる! その3です。

今回の作業は以下になります。
1.エンジンにフレーム、バックステップを取り付け、フレームにスイングアームとリアフェンダーを取り付ける

今回はこれのみですが、なぜ1つの作業でこれだけのパーツを扱うのか理由を以下に記載します。
・エンジンにフレームを取り付けるボルト2本のうち1本は、バックステップのシャフトになるから
・バックステップの取り付け途中でスイングアームボルトをフレームに付けないと
 後からではボルトが付けられなくなるから
・バックステップとリアフェンダーをフレームに固定するボルトが一緒だから

では早速組み立て行きましょう。

1.エンジンにフレーム、バックステップを取り付け、フレームにスイングアームとリアフェンダーを取り付ける
  今回用意したのは以下のパーツです。
  No.0313 125ccエンジンセル始動方式2次側クラッチ
  No.0414 モンキー3cmロングアルミCNCフレーム
  No.1957 アルミCNCフレーム用スイングアームカラー
  No.2182 エンジン装着ボルトクロームメッキ
  No.0965 モンキーバックステップディスクブレーキ用
  No.1509 モンキーアルミ製ロングフェンダープレー

ではエンジンから見ていきましょう。
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セルとキックスタート両方対応している125ccの4速リターンシフトのエンジンです。
エンジンの下にあるのは5000円前後で販売されているジャッキアップ台です。ミニモトでの取り扱いは
ありませんが、これがあるとエンジンとフレームの取り付けや、フレームとフロントフォークの取り付け等で
安定して作業ができて便利です。

次にエンジン各部を紹介します。

インテークマニホールドを取り付ける部分とオイルキャッチタンクを取り付ける場合の取り出し口になる
タペットカバーやオイルクーラーを付けるときに交換することになるカバーが付いています。
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次の写真はマフラーの取り付け口です。
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エンジンオイル交換は以下のフィーラーキャップを外して行います。
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次にスプロケとシフターの軸が見えます。左に見えるケーブルはセルモーターの線です。
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次はクラッチワイヤーを繋ぐレバーやキックスタートの軸が見えます。
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では付属品を見ていきましょう。
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1. セルリレー
2. CDI
3. レギュレーター
4. イグニッションコイル
5. スプロケットカバー(セル付きエンジンはジェネレーターカバーと分離している)
6. インテークマニホールド
7. ケーブル固定ステー(必要に応じて使う)
8. シフターとキックスターター(今回はバックステップを取り付けるので使わない)

あと、配線の参考資料が付いています。
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次にフレームを見ていきます。
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フレームはNo.414の3cmロングアルミフレームですが、付属品としてリアショック取り付けシャフトと
フットブレーキ固定軸がついています。
フットブレーキ固定軸は今回バックステップを付けるので使いませんが、純正車両で言うとこの部分に
使う部品です。
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リアショック取り付けシャフトは簡単に取り付けられるので以下の写真のように付けてしまいましょう。
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ではエンジンにフレームを取り付けます。
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エンジンの上にフレームを乗せたら、No.2182のエンジン装着ボルトクロームメッキの長いほうを
エンジンのボルト取り付け穴に差し込みますが、ここで問題発生。
残念ながらNo.414のフレームを使った場合はNo.2182のボルトは短くて使えません。
このボルトの有効長は110mmですが、少なくとも115mmは必要です。
今回はM6×120mmのボルトを別途用意して取り付けました。
次にフレーム下側にあるエンジンボルト取り付け穴とエンジン側のボルト穴位置を合わせますが、ここでも
ちょっとした問題発生。
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エンジン側のボルト穴の上にホース固定用ステーがあるのですが、これを固定しているボルトが
フレームに干渉するので、これを外してからフレーム穴を合わせます。
ホースはフリーになりますが、特に問題ないと思います。(必要であれば、結束バンドで固定します)
通常であればここで、もう1本のエンジン取り付けボルトを使用しますが、今回はバックステップを使います。
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付属品としてキックスターターとシフター接続シャフトが付いています。
黒い金具もありますが、これは今回使いません。
バックステップのシャフトをエンジンとフレームのボルト穴に差し込むので以下の写真のように
バックステップのボルトを緩めます。
このボルトはM5.5です。良く売られている六角レンチのセットだと、M5.5は付いてないことが
多いので気をつけてください。
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緩めてフットブレーキ側のプレートを外したら、以下写真の中央にあるシャフトカラーも外します。
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シャフトカラーを外したら、以下写真のようにバックステップのシャフトをフレームとエンジンのボルト穴に
差し込みます。
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次に反対側に出たシャフトに先ほどのカラーを取り付けます。
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ここで、バックステップのブレーキ側のプレートを取り付けたくなりますが、付けてしまうと
スイングアームシャフトをまっすぐ差し込めるスペースがなくなるので、先にスイングアームを
取り付けますが、このフレームはスイングアームボルトの通る穴径がとても大きいので
No.1957のスイングアームカラーが必要です。カラーを取り付けたのが以下の写真。
img_0151
ここで前回組み上げたスイングアーム一式をフレームに取り付けます。(ボルトにグリスを塗りましょう。)
ボルトはNo.816のスイングアーム取り付けボルトです。
img_0153
スイングアームボルトを差し込みましたが、ここで問題発生。反対側を見てみると・・・
img_0155
反対側へ出たボルトがバックステップに当たっています。
短いボルトを用意することもできますが、ここは当たっている量が少しだったのでボルトを削ることにしました。
img_0157
写真ではちょっとわかりにくいですが、0.5mmくらいの隙間を確保しました。
ここでようやくバックステップのブレーキ側プレートを取り付けます。
ですが、ここでも問題発生。
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ここでバックステップとリアフェンダーをフレームに取り付けますが、写真の通り、大きな隙間(約15mm)が
できてしまいました・・・
ボルトだけでバックステップを支えるのは頼りないので、この隙間を埋めるカラー(M6×10mmとM6×5mm)を
用意して、リアフェンダーも一緒に取り付けます。
そこで、今回用意したのはNo.1509 モンキーアルミ製ロングフェンダープレートです。
スイングアームを10cmロングにした場合長さがちょうどあうフェンダーになります。
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これとバックステップ後ろ側のプレートとカラーにボルトを通してフレームのリアフェンダーボルト穴に締めつけます。
ボルトは別途用意したM6×40mmを使いましたが、ここで問題発生。
リアフェンダーがバックステップ上側のシャフトに干渉して真っ直ぐに取り付けられません。
img_0211
そこで、リアフェンダーにドリルで穴をあけて長穴にすることにより、以下のように取り付けました。
img_0213
さらに、フレーム上側にもボルトで固定しますが、ここもドリルで長穴加工したのと、ボルトが無いので
M6×15mmのボルトを別途用意して、必要以上にリアフェンダーが反らないようM6×5mmのカラーを
入れて取り付けたのが以下の写真。
img_0218
これで今回の作業は終わりかと思いきや、リアタイヤの位置を良く見ると・・・
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右側に寄っています。
スイングアームとタイヤの距離を測定すると、右:12.5mm、左:18.5mmだったので
ホイールとハブの間に3mmのスペーサーを入れれば良さそうです。
そこで以下写真のNo.0296 3mmアルミ製ホイールスペーサー5枚入りの1枚を使います。
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これを取り付けてもう一度タイヤの位置を確認すると・・・
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ほぼ中央に来ましたのでこれでOK。今回の作業はここまでです。
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次回はリアショックの取り付けやバックステップにブレーキマスターシリンダー等を取り付け予定です。
では次回をお楽しみに!