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ミニモトパーツで一台組み上げる! その10

ミニモトパーツで一台組み上げる! その10です。

今回の配線は以下になります。
1.セルスイッチ・セルモーター・セルリレーの配線。
2.配線を束ねる。
3.ヘッドライトを取り付ける。

では早速組み立て行きましょう。(最後に今回紹介する説明の配線図へのリンクを掲載します。)

1.セルスイッチ・セルモーター・セルリレーの配線。
  今回使うのは以下の部品です。
  No.2580  樹脂製ボディ汎用キル(ON/OFF)&セルスイッチ
  No.0313  125ccエンジンセル始動方式2次側クラッチ付属のセルリレー
    
まず、セルスイッチから出ている黄赤の線をNo.313エンジン付属のセルリレーに接続しますが
残念ながらそのままでは長さが短くて届きません。
ですので、以下写真のように延長線を別途用意して繋ぎます。
001
さらにセルリレーから出ている緑の線を上記写真のようにフレームアースへ接続します。

ここまでできたら一旦、セルスイッチとリレーの動作確認をします。
キースイッチをONにして、セルスイッチを押してみましょう。
リレーから“カチッ”と音が聞こえたら、まずはOKですので、セルスイッチを離してみましょう。
先ほどと似たような音が聞こえたら、リレー内スイッチのON/OFF動作ができていることになりますのでセルスイッチとリレーの動作確認はOKとなります。(キースイッチをOFFにしましょう。)
  
次にセルモーターの配線を見ていきます。
エンジンから出ているセルモーターの線は以下写真の線になります。
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セルモーターの赤色の線ですが、以下写真のようにセルリレーの端子へ接続します。
リレー内のスイッチがONになったとき、この両端子が繋がるだけですので、どちらの端子に接続しても構いません。
003
次にバッテリーの+端子からセルリレーの空いている端子へ線を別途用意して繋ぎますが、ここで問題発生です。
この作業当初、セルスイッチONでセルモーターへ大きな電流が流れることを知らず、バッテリーからメインハーネスへ繋がる10Aのヒューズを通った後の線からセルリレーへ線を引いていたので、エンジン始動の事前確認をしたところ、セルスイッチをONにしたときにヒューズを壊してしまいました。

ですので、バッテリーの+端子からセルリレーへ繋ぐ線は、メインハーネスへ繋がる線とは別に、直接繋ぐ線を用意します。

これで接続方法は問題ありませんが、エンジン始動の事前確認で、さらなる問題が発生してしまいました。
セルスイッチをONにして、モーターを回すことはできましたが、回す力が弱く、エンジンを始動させることができませんでした。
もちろん、キックでの始動はできていたのと、バッテリーの電圧が13V以上あることは確認しています。
  
どうやら残念なことに125ccエンジンのセルモーターを十分回すためには、バッテリーがユアサの規格で言うとYT4A系では難しいようで、YT4L系にする必要があるようです。

ところが、今回使用しているメインハーネスのバッテリーへ繋がる端子はYT4A系の平板端子用になっており、YT4L系の端子へ繋ぐには、以下写真のような中継線を、別途用意する必要があります。
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これを使ってバッテリーとメインハーネス、そしてセルリレーへと繋いだのが以下写真です。
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メインハーネスの線にはタップして繋いでいます。
セルリレーはバッテリーの裏側に汎用のステーとボルトを使って、以下写真のように固定しています。
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セルモーターから来ている線にはゴムカバーがついていますが、バッテリーからの線にはカバーが付いておらず、このままでは危険です。

フレーム全体がバッテリーの-端子と繋がっており、何かの拍子でフレーム等へ触れるとショートすることになるのでカバーを用意しなければなりませんが、セルモーターの線と同じようなカバーだけを用意するのは難しかったので、以下写真のように車用のバッテリーターミナルカバーを用意して、全体を覆うことにしました。
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最後にセルモーターのアース線ですが、思ったより長かったので、以下写真のような経路でフレームアースへ接続しました。
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リアウインカーランプのフレームアースへ接続しています。
これで事前の動作確認もOKでしたので、作業はこれで完了です。
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次にウインカーリレーやレギュレーター、CDI、イグニッションコイル、エンジンとメインハーネスの接続部分を見ていきます。
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ウインカーリレーは固定用のゴムケースがついているので、バッテリー横へ上記写真のように固定しましたが、残念ながらこのままではサイドカバーを付けた時に干渉してしまうので、インシュロックを使って以下のように固定し直しました。
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レギュレーターはバッテリーケースを固定しているボルトを利用して裏側へ、以下写真のように固定しています。
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CDIは以下の場所へ両面テープで固定しています。
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イグニッションコイルは汎用のL字ステーを用意して以下写真のように固定しています。
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そして、エンジンとメインハーネスの接続部分ですが、以下写真のようにバッテリーケース裏側へ収納しています。
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次はメインハーネスをフレームへ固定します。
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ライトケース手前までは、汎用ケーブル固定金具を使って、メインハーネスとスロットルワイヤーを
以下写真のように固定しています。
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フレーム反対側を見てみます。
クラッチワイヤーとセルリレーの線をイグニッションコイルのステー穴を利用してインシュロックで固定しています。
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さらに、ライトケース手前までは先ほども紹介した汎用金具で、セルリレーの線とタコメータからイグニッションコイルへ繋がっている線、クラッチワイヤーとイグニッションコイルを以下写真のように固定しています。
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次にハンドル回りの配線も束ねます。
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最後にヘッドライト回りの配線を束ねます。
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これで配線を束ねる作業は完了ですが、ハンドルを左右に切って、ハーネス、ワイヤーケーブルに余裕があることを確認しましょう。
もし突っ張るようであれば、ケーブルの止め位置を改善しましょう。

3.ヘッドライトを取り付ける。
  今回使うのは以下の部品です。
  No.1002 マルチリフレクターヘッドライトのライトレンズ部分

以前取り外した、ヘッドライトのレンズ部分を集合スイッチから出ている3ピンカプラーに接続しますが、白線はヘッドライトの青線に、青線はヘッドライトの白線に繋がっていることを確認してください。
あとは、ネジ止めするだけでOKです。
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これで作業は完了です。

今回作業したセル関連の配線図はこちらです。

次回はメインハーネスがNo.0814だった場合の配線を紹介予定です。お楽しみに!