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ミニモトパーツで1台組み上げる!

今回からスタッフが「ミニモトパーツを使って、1台組み上げる!」といった内容を企画しまして随時更新していきます!

組み立ては普段ホームページ等を担当しているスタッフがやるので組み立てはあまり詳しくなく・・・本当に組めるのか実験する意味合いを含めて、メンテナンス本を片手に勉強しながら悪戦苦闘する様子をお伝えします!(ですので技術スタッフにはどうしてもわからない部分だけ聞くことにします。)

今回の作業内容は次の3つです。
1.ホールとタイヤの組み立て
2.フロントタイヤをフロントフォークへ組み付ける
3.フロントフェンダーを取り付ける。
では早速組み立てていきましょう。

1.ホイールとタイヤの組み立て
用意したのは以下のパーツです。
No.1026 モンキータイヤ110/70-10インチ(チューブ付属)
No.2018 モンキー10インチ3.0リムビレット加工スポークゴールド
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今回の組み立てで気をつけることはL字エアバルブの向きになります。この製品は出荷状態でL字エアバルブがタイヤの進行方向に対して右側に出ています。                                                 002

この後フロントフォークが登場しますが、タイヤの進行方向に対して右側にブレーキキャリパーがあるので、このままだとタイヤが回った時に、L字エアバルブとキャリパーが当たってしまいます。ですのでタイヤからチューブを取り外し、L字エアバルブの向きを変えてタイヤへ戻します。 
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次にホイールを組み付けますが、この製品は合わせホイールなので下の写真の用に分解します。
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そしてエアバルブの穴のあるホイールパーツを取り付け、ボルトを2本程度通してからスポークを取り付けると位置が決まりやすいです。                                                                005006

※左右のリブにチューブが挟まれないように注意します。
最後のホイールパーツを取り付け、ラチェットでボルト締めていきますが、この時ボルトにネジロック剤(低強度)を塗布しており、ネジの緩みを防止しています。M12までのボルトなら低強度で充分かと思います。また、ソケットが短いとラチェットがホイールに当たるので、写真のようにロングソケットがあると便利です。
※12本のボルトは対角線上に均一トルクで締めこんでいきましょう。トルクが偏ると一部に負荷が加わり、最悪の場合リムが歪んでしまいます。
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これでタイヤとホイールの組み付けは終わりなので空気を入れますが、適正空気圧を入れたあとすぐに取り付けて乗ってしまうのはホイールの歪みが発生する可能性があるので、2.0 kg/cm2 程入れた後、1日くらい放置してから適正圧の1.8 kg/cm2 に落とすことでタイヤとチューブとホイールが馴染みます。

2.フロントタイヤをフロントフォークへ組み付ける
今回用意したのは以下のパーツです。
No.1227 モンキー倒立ディスクステンレスメッシュホース
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ここで、No.1227のパーツ構成を紹介しておきますね。
フロントフォークとディスクブレーキだけではなく、10インチ用メーターギアとワイヤーも付いています。
※今回使用のホイールサイズは3.0Jだったため、キャリパーとリムとのクリアランスも十分でした。
同ホイールのサイズ違いの3.5Jはキャリパーと干渉するのでご注意ください!
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そしてブレーキレバーとブレーキワイヤーも付いています。
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トップブリッジにはハンドルクランプ取り付け用のボルト穴があり、ボルト間のピッチは100mmです。
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バーハンドルの取り付け幅がこれ以下の物を希望する場合はバーハンドルクランプをNo.1515にすると60mm程度に変換することができます。あと、ヘッドライト取り付けステーも付いていますので、下の写真のようにアウターに少し段差があるところへ仮止めしておきます。                                                   015

パーツの構成がわかったところで早速タイヤの取り付けをしましょう。
下の写真のようにアクセルシャフトを緩めて抜くことで、ディスクローターやハブが取り出せます。
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取り出したハブとホイールを取り付けようとしたところ、残念ながらこれらを取り付けるボルトが無いことに気付きました。どちらの商品にもこのボルトは付属していないので自分で用意する必要があります。今回M8×25mmを用意して下の写真のように取り付けましたが、25mmはちょっと長かったので20mmでいいと思います。もちろんここでもネジロック剤を塗布してから締めます。
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ハブとホイールが固定できたらフロントフォークの間へ戻しますが、ディスクローターが下の写真で見えるブレーキパッドの隙間に入っているか確認しながら戻していきます。                                         018

次にアクスルシャフトを差し直しますが、下の写真のようにメーターギアとカラーを入れ忘れないように気をつけます。   ※アクスルシャフトにはグリスを塗りましょう。長年ホイールの取り外しをしないとホイールを外そうとしてもアクスルシャフトが固着して簡単に外れません。
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これでナットを締めて(ネジロック剤を忘れずに)取り付け完了ですが、タイヤセンターがフロントフォークセンターと、芯が重なり一直線上になればOKです。目視でよいのでタイヤの位置をチェックします。
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今回のパーツの組み合わせでは位置調整(センター出し)は不要でした。左側に寄っている等あれば、No.296のホイールスペーサー等を使ってセンター出しをします。

3.フロントフェンダーの取り付け
今回用意したのは以下のパーツです。
No.2273 レーシングタイプフロントフェンダー
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ホームページの商品説明には無加工での取り付けはできないと書いてあります。とりあえずそれらしい位置にこれを置いてみると・・・
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ステー等が付属しているわけではないので、自分で取り付けを考えなければならないですね・・・
使えそうなステーを探しに汎用金具が沢山置いてあるようなお店に行ったらこんなものがありました。フェンダーの取り付け穴はM6、写真のステーボルトもちょうどM6でした。
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これを使えば何とかなるかもと思い、とりあえずそのまま仮組みしたのが下の写真です。 
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付くには付きましたが、タイヤとフェンダーに大きな隙間ができてしまいました。残念。これはもうフェンダーに穴をあけるしかないですね・・・
どれくらいフェンダーを下げればいいか試算して60mm程下げることにしました。
ちょうど家に電動ドリルがあったので、今の取り付け穴から60mm上の所にマークをつけて穴をあけるときに亀裂が入らないよう、その周辺をビニールテープで巻いてから穴をあけたのが下の写真。
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開けた穴の下側は余計なのでプラスチック用のノコでカットして、ヤスリを掛けました。
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これで60mm程下がることになるので取り付けてみたらこんな感じです。
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どこかと干渉することもなくなんとか取り付けることができました。 
ただ、これだとステーが丸見えなので見た目を良くするため、ステーを黒塗り、フェンダーをさらにカット・研磨して、ステーの外側にフェンダーを取り付けたのが下の写真です。 
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フェンダー表面にボルトを締め付けることになるので、フェンダーが割れないようゴムリングとワッシャーを間に入れて締めています。

今回はここまでです。次回をお楽しみに!