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ミニモトパーツで一台組み上げる! その8

ミニモトパーツで一台組み上げる! その8です。

今回の配線は以下になります。
1.キースイッチとメインハーネスの配線。
2.ライト・ウインカー・ホーンスイッチとメインハーネスとウインカー、ホーンの配線。
3.キルセルスイッチとフロントブレーキスイッチの配線。

では早速組み立て行きましょう。(最後に今回紹介する説明の配線図へのリンクを掲載します。)

1.キースイッチとメインハーネスの配線。
  今回の取り付け部品はこちらです。
  No.1761  ホンダ純正12Vメインハーネス
  No.2260  ホンダ純正モンキー4点キーセット12V用のキーシリンダ
  
まず、今回の説明で使うメインハーネスの個所は以下になります。
0011
この部分をフレームの側面や下側を通して、以下写真のようにヘッドライトケースの下側の穴へ通します。
0021
キースイッチから来ている配線は3ピンカプラーオスと赤ギボシオスと黒のWギボシメスが
2本ありますので、まずは3ピンカプラーから見てみましょう。
0031
上側のカプラーがキースイッチ、下側がメインハーネスになりますが、メインハーネス側の
3ピンカプラーはこれしかありませんので、接続には迷わないと思います。

このカプラーには緑が2本、黒白が1本あって、緑の1本はイグニッションコイル、もう一本は
フレームアースへ繋がっています。黒白はCDIに繋がっています。

キースイッチをOFFにしている状態はこの黒白が緑と繋がっており、CDIからイグニッションコイルへ点火の信号が飛ばない仕組みになっています。
(キルスイッチは後述しますが、この仕組みを利用してエンジンを停止します。)

次にキースイッチの赤ギボシオスをメインハーネスの赤ギボシメスに繋ぎます。
この赤はバッテリーの+側端子に繋がっています。
0041
次にキーシリンダの黒のWギボシメスですが、メインハーネスから来ている黒のオスギボシを接続します。
黒のWギボシメスは2本ありますが、どちらに接続しても構いません。
キースイッチをオンにすることで赤と黒が繋がり、黒へバッテリーからの電気が流れます。
今回接続したメインハーネスの黒ギボシオスはウインカーやライトのスイッチボックスへ繋がることになります。
0051
これでキースイッチとメインハーネスの配線は完了です。

2.ライト・ウインカー・ホーンスイッチとメインハーネスとウインカー、ホーンの配線。
  今回使うのは以下のパーツです。
  No.1761  ホンダ純正12Vメインハーネス(AB27・スタンドスイッチなしタイプ)
  No.1977  プッシュキャンセル集合スイッチ(AB27へカプラーオンが可能なミニモトオリジナル品) 
  No.0141  クリアーレンズ12Vウインカー
  No.1250  ホーン12V仕様

プッシュキャンセル集合スイッチから来ている配線は、6ピンカプラーオス、橙と空と緑のギボシメス、
若葉と緑の平ギボシメス、ヘッドライト接続用の3ピンカプラーがありますが、まずは6ピンカプラーから
見てみましょう。

0061
メインハーネス側に6ピンカプラーメスはこれしかないので接続はわかりやすいと思います。
6色の線が繋がりますので、同じ色が繋がることを確認します。
各色の役割は以下の通りです。

灰 : ウインカー点滅用(ウインカーリレーから点滅用の信号を受け取る。)
空 : 片側ウインカー点滅用(ウインカースイッチがONになったとき灰色と繋がり、片側のウインカーが点滅)
橙 : 反対側ウインカー点滅用(ウインカースイッチがONになったとき灰色と繋がり、反対側のウインカーが点滅)
黄 : ヘッドライト・テールランプ点灯用(ジェネレーターから発生した電気をレギュレーターで安定化して使用)
黒 : ホーン用(ホーンスイッチがONになった時に若葉色の線と繋がり、ホーンを鳴らす)
緑 : アース接続用

次に橙と空と緑のギボシメスですが、ウインカーから来ている配線を接続することになります。
ただし今回の場合、スイッチ側のギボシメスを以下写真のようにWギボシにする必要があります。
0071
橙に接続されているウインカーのみ点滅させるだけなら、単体のギボシで問題ないのですが、今回は
スピードメーターにウインカーのパイロットランプがありますので、これ用の接続端子を用意するためです。
反対側も同様です。
0081
緑のメスギボシも同様に両側のウインカーから来ている緑色の線を接続することになるので
以下写真のように接続します。
0091
次に若葉色と緑色の平ギボシメスですが、以下写真のようにホーンへ接続するだけでOKです。
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残りはヘッドライトへ接続する3ピンカプラーですが、これはヘッドライトを取り付ける際に説明するので
ここの作業はこれで完了です。

3.キルセルスイッチとフロントブレーキスイッチの配線。

  今回使うのは以下のパーツです。
  No.2580  樹脂製ボディ汎用キル&セルスイッチ
  No.1625  配線タップコネクターレッド5個入り

0111
キルセルスイッチから来ている配線は、黒と黒黄と緑と黄赤のギボシオス、黒白の接続端子がない線、
フロントブレーキスイッチへ接続する黒と黒黄色の平ギボシメスがありますが、まずはフロントブレーキ
スイッチへ接続する平ギボシメスから見てみましょう。
0121
上記写真のようにブレーキレバーから出ている平ギボシオスへ差し込みます。
順番はどちらでも構いません。(ブレーキを握った時に両方の端子が繋がり電気が流れるだけです。)

次に黒と黒黄のオスギボシですが、黒はキースイッチから出ていた黒のメスギボシへ差し込みます。
そして黒黄のオスギボシはメインハーネスから出ている、緑黄のメスギボシへ差し込みます。
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これでブレーキを握った時にキースイッチの黒から来ている電気が黒黄へ流れ、メインハーネスの
緑黄にも流れます。緑黄はテールランプに繋がっているのでブレーキを握ればテールランプが点灯
することになります。

そして、黒白の線ですが、これはキースイッチから出ていた黒白の線にNo.1625の配線タップコネクターを使ってタップします。
(写真はキースイッチの黒白が繋がっているメインハーネス側へタップしています。)
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次に紹介する緑をフレームアースへ繋ぐことで、キルスイッチがONになったとき、黒白と緑の線が
繋がり、キーをオフにした状態と同じことになります。

そしてその緑ですが、今回は以下写真の場所へM6×15mmのボルトを用意して固定しています。
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ここへはキルスイッチから出ているアース線だけではなく、メインハーネスやメーター類から出ているアース線も一緒に固定することになります。

残りの黄赤線はセルリレーへ接続する線ですが、別途説明するので、今回の作業はここまでです。

今回作業した配線図こちらになります。(次回紹介するメーター類の配線も含まれています。)

次回はメーター類の配線を紹介予定です。お楽しみに!