ミニモトパーツで一台組み上げる! その7
ミニモトパーツで一台組み上げる! その7です。
今回から配線を複数回に分けてご紹介します。
今回は以下になります。
1.エンジン ・ フットブレーキランプスイッチとメインハーネスの配線。
2.CDI ・ レギュレーター ・ ウインカーリレー ・ イグニッションコイルとメインハーネスの配線。
3.テールランプ・リアウインカーとメインハーネスの配線。
では早速組み立て行きましょう。
1.エンジン ・ フットブレーキランプスイッチとメインハーネスの配線。
今回用意したのは以下のパーツです。
No.1761 ホンダ純正12Vメインハーネス
No.658 フットブレーキランプスイッチ
まず、メインハーネスを用意します。
エンジンとの配線に使う個所は以下写真の個所です。
左側にバッテリーと接続するヒューズボックスと右側にフットブレーキスイッチと接続する2ピンのカプラーがあります。
次はエンジン側の接続端子を見てみます。
6ピンカプラーとギボシですが、残念ながらこのままでは正しく配線できません。
ギボシがオス同士であることと、配線色の並び順が、違うためです。
配線色の並び順はブログの最後で配線図へのリンクを紹介します。
ギボシをメスに変え、配線色の並び順を修正して取り付けたのが以下の写真。
(ギボシ端子は別途用意しています。)
次にフットブレーキランプスイッチですが、メインハーネス側は2ピンカプラー、フットブレーキ側は
2本のオスギボシだったので以下写真のように、2ピンカプラーへの変換コネクタを自作しました。
取り付けたのが以下写真。
配線をフレーム等へまとめる作業はのちほど紹介するとして、エンジンとフットブレーキランプスイッチの配線作業はこれで一旦完了です。
2.レギュレーター ・ CDI ・ ウインカーリレー ・ イグニッションコイルとメインハーネスの配線。
今回用意したのは以下のパーツです。
No.313付属 レギュレーター
No.1708 ミニモトレーシングCDI
No.313付属 ウインカーリレー
No.833 12Vレーシングイグニッションコイル
まず、レギュレーターとメインハーネス接続端子を準備します。
レギュレーターに接続される4つの線は以下の色と機能を意味しています。
黄 : 交流12V変換用(ジェネレータと繋がっており、交流の電気を受け取る。)
白 : 直流12V変換用(ジェネレータと繋がっており、交流の電気を受け取る。)
赤 : バッテリー充電用(白線で受け取った電気が変換された後、バッテリーの+端子へ電気を流す)
緑 : アース接続用
メインハーネス側は4ピンメスのカプラーで、後はレギュレーターをカプラーオンするだけです。
次はCDIで、メインハーネス側が、2ピンと4ピンカプラーメスになります。
CDIに接続される5つの線は以下の色と機能を意味しています。
黒赤 : 蓄電用(ジェネレータと繋がっており、交流の電気を受け取る。)
黒黄 : イグニッションコイル送電用(タイミングが来たらイグニッションコイルへ送電する。)
青黄 : 点火タイミング用(エンジン内にあるパルサーから点火タイミング信号を受信する。)
黒白 : エンジン停止用(メインスイッチやキルスイッチと繋がっており、アースに繋がると点火を止める。)
緑 : アース接続用
これもカプラーオンするだけです。
ウインカーリレーはメインハーネス側が2ピンL字端子になります。
これも差し込むだけなります。
最後にイグニッションコイルですが、メインハーネス側は以下写真のように、平ギボシメスの
黒黄と緑の線になります。
黒黄の線をイグニッションコイル側の黒端子へ、緑の線をイグニッションコイル側の緑端子へ接続します。
イグニッションコイルのプラグ側を以下写真のようにエンジンのプラグへ差し込みます。
フレーム等へ固定する作業はまとめて紹介しますので、ここでの作業は一旦完了です。
3.テールランプとリアウインカーとの配線。
まずメインハーネス側のテールランプとリアウインカーに配線する端子を確認します。
テールランプが3ピンカプラー、あとはウインカー左右の+側丸ギボシメスになります。
No.281付属のテールランプから出ている3ピンカプラー配線色の並び順が、メインハーネスと
違っていたので、修正して取り付けています。(ブログの最後で配線図を紹介します。)
この状態だと左右のウインカーから出ている-側の配線(緑)が余っています。
純正車両はウインカーフレームのアースが取れているため、メインハーネスに-側の配線はありませんが、今回用意しているNo.141のウインカーは、-側の配線(緑)をフレームに配線する必要があります。
そこで以下写真のような左右ウインカーの-側オスギボシを接続できる、Wギボシメスとフレームに
ボルトで固定できる平丸端子を用意してフレームへ取り付けています。
今回の作業はここまでで、今回作業した配線図はこちらです。
次回はメーターやスイッチ類の配線を紹介予定です。お楽しみに!