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カテゴリー : スタッフ日記

ミニモトパーツで一台組み上げる! その8

2013年4月17日

ミニモトパーツで一台組み上げる! その8です。

今回の配線は以下になります。
1.キースイッチとメインハーネスの配線。
2.ライト・ウインカー・ホーンスイッチとメインハーネスとウインカー、ホーンの配線。
3.キルセルスイッチとフロントブレーキスイッチの配線。

では早速組み立て行きましょう。(最後に今回紹介する説明の配線図へのリンクを掲載します。)

1.キースイッチとメインハーネスの配線。
  今回の取り付け部品はこちらです。
  No.1761  ホンダ純正12Vメインハーネス
  No.2260  ホンダ純正モンキー4点キーセット12V用のキーシリンダ
  
まず、今回の説明で使うメインハーネスの個所は以下になります。
0011
この部分をフレームの側面や下側を通して、以下写真のようにヘッドライトケースの下側の穴へ通します。
0021
キースイッチから来ている配線は3ピンカプラーオスと赤ギボシオスと黒のWギボシメスが
2本ありますので、まずは3ピンカプラーから見てみましょう。
0031
上側のカプラーがキースイッチ、下側がメインハーネスになりますが、メインハーネス側の
3ピンカプラーはこれしかありませんので、接続には迷わないと思います。

このカプラーには緑が2本、黒白が1本あって、緑の1本はイグニッションコイル、もう一本は
フレームアースへ繋がっています。黒白はCDIに繋がっています。

キースイッチをOFFにしている状態はこの黒白が緑と繋がっており、CDIからイグニッションコイルへ点火の信号が飛ばない仕組みになっています。
(キルスイッチは後述しますが、この仕組みを利用してエンジンを停止します。)

次にキースイッチの赤ギボシオスをメインハーネスの赤ギボシメスに繋ぎます。
この赤はバッテリーの+側端子に繋がっています。
0041
次にキーシリンダの黒のWギボシメスですが、メインハーネスから来ている黒のオスギボシを接続します。
黒のWギボシメスは2本ありますが、どちらに接続しても構いません。
キースイッチをオンにすることで赤と黒が繋がり、黒へバッテリーからの電気が流れます。
今回接続したメインハーネスの黒ギボシオスはウインカーやライトのスイッチボックスへ繋がることになります。
0051
これでキースイッチとメインハーネスの配線は完了です。

2.ライト・ウインカー・ホーンスイッチとメインハーネスとウインカー、ホーンの配線。
  今回使うのは以下のパーツです。
  No.1761  ホンダ純正12Vメインハーネス(AB27・スタンドスイッチなしタイプ)
  No.1977  プッシュキャンセル集合スイッチ(AB27へカプラーオンが可能なミニモトオリジナル品) 
  No.0141  クリアーレンズ12Vウインカー
  No.1250  ホーン12V仕様

プッシュキャンセル集合スイッチから来ている配線は、6ピンカプラーオス、橙と空と緑のギボシメス、
若葉と緑の平ギボシメス、ヘッドライト接続用の3ピンカプラーがありますが、まずは6ピンカプラーから
見てみましょう。

0061
メインハーネス側に6ピンカプラーメスはこれしかないので接続はわかりやすいと思います。
6色の線が繋がりますので、同じ色が繋がることを確認します。
各色の役割は以下の通りです。

灰 : ウインカー点滅用(ウインカーリレーから点滅用の信号を受け取る。)
空 : 片側ウインカー点滅用(ウインカースイッチがONになったとき灰色と繋がり、片側のウインカーが点滅)
橙 : 反対側ウインカー点滅用(ウインカースイッチがONになったとき灰色と繋がり、反対側のウインカーが点滅)
黄 : ヘッドライト・テールランプ点灯用(ジェネレーターから発生した電気をレギュレーターで安定化して使用)
黒 : ホーン用(ホーンスイッチがONになった時に若葉色の線と繋がり、ホーンを鳴らす)
緑 : アース接続用

次に橙と空と緑のギボシメスですが、ウインカーから来ている配線を接続することになります。
ただし今回の場合、スイッチ側のギボシメスを以下写真のようにWギボシにする必要があります。
0071
橙に接続されているウインカーのみ点滅させるだけなら、単体のギボシで問題ないのですが、今回は
スピードメーターにウインカーのパイロットランプがありますので、これ用の接続端子を用意するためです。
反対側も同様です。
0081
緑のメスギボシも同様に両側のウインカーから来ている緑色の線を接続することになるので
以下写真のように接続します。
0091
次に若葉色と緑色の平ギボシメスですが、以下写真のようにホーンへ接続するだけでOKです。
0101
残りはヘッドライトへ接続する3ピンカプラーですが、これはヘッドライトを取り付ける際に説明するので
ここの作業はこれで完了です。

3.キルセルスイッチとフロントブレーキスイッチの配線。

  今回使うのは以下のパーツです。
  No.2580  樹脂製ボディ汎用キル&セルスイッチ
  No.1625  配線タップコネクターレッド5個入り

0111
キルセルスイッチから来ている配線は、黒と黒黄と緑と黄赤のギボシオス、黒白の接続端子がない線、
フロントブレーキスイッチへ接続する黒と黒黄色の平ギボシメスがありますが、まずはフロントブレーキ
スイッチへ接続する平ギボシメスから見てみましょう。
0121
上記写真のようにブレーキレバーから出ている平ギボシオスへ差し込みます。
順番はどちらでも構いません。(ブレーキを握った時に両方の端子が繋がり電気が流れるだけです。)

次に黒と黒黄のオスギボシですが、黒はキースイッチから出ていた黒のメスギボシへ差し込みます。
そして黒黄のオスギボシはメインハーネスから出ている、緑黄のメスギボシへ差し込みます。
0131
これでブレーキを握った時にキースイッチの黒から来ている電気が黒黄へ流れ、メインハーネスの
緑黄にも流れます。緑黄はテールランプに繋がっているのでブレーキを握ればテールランプが点灯
することになります。

そして、黒白の線ですが、これはキースイッチから出ていた黒白の線にNo.1625の配線タップコネクターを使ってタップします。
(写真はキースイッチの黒白が繋がっているメインハーネス側へタップしています。)
0141
次に紹介する緑をフレームアースへ繋ぐことで、キルスイッチがONになったとき、黒白と緑の線が
繋がり、キーをオフにした状態と同じことになります。

そしてその緑ですが、今回は以下写真の場所へM6×15mmのボルトを用意して固定しています。
0151
ここへはキルスイッチから出ているアース線だけではなく、メインハーネスやメーター類から出ているアース線も一緒に固定することになります。

残りの黄赤線はセルリレーへ接続する線ですが、別途説明するので、今回の作業はここまでです。

今回作業した配線図こちらになります。(次回紹介するメーター類の配線も含まれています。)

次回はメーター類の配線を紹介予定です。お楽しみに!



ミニモトパーツで一台組み上げる! その7

2013年4月2日

ミニモトパーツで一台組み上げる! その7です。

今回から配線を複数回に分けてご紹介します。

今回は以下になります。
1.エンジン ・ フットブレーキランプスイッチとメインハーネスの配線。
2.CDI ・ レギュレーター ・ ウインカーリレー ・ イグニッションコイルとメインハーネスの配線。
3.テールランプ・リアウインカーとメインハーネスの配線。

では早速組み立て行きましょう。

1.エンジン ・ フットブレーキランプスイッチとメインハーネスの配線。
  今回用意したのは以下のパーツです。
  No.1761  ホンダ純正12Vメインハーネス
  No.658   フットブレーキランプスイッチ
  
まず、メインハーネスを用意します。
001
エンジンとの配線に使う個所は以下写真の個所です。
002
左側にバッテリーと接続するヒューズボックスと右側にフットブレーキスイッチと接続する2ピンのカプラーがあります。
次はエンジン側の接続端子を見てみます。
003
6ピンカプラーとギボシですが、残念ながらこのままでは正しく配線できません。
ギボシがオス同士であることと、配線色の並び順が、違うためです。
配線色の並び順はブログの最後で配線図へのリンクを紹介します。
ギボシをメスに変え、配線色の並び順を修正して取り付けたのが以下の写真。
(ギボシ端子は別途用意しています。)
004
次にフットブレーキランプスイッチですが、メインハーネス側は2ピンカプラー、フットブレーキ側は
2本のオスギボシだったので以下写真のように、2ピンカプラーへの変換コネクタを自作しました。
005
取り付けたのが以下写真。
006
配線をフレーム等へまとめる作業はのちほど紹介するとして、エンジンとフットブレーキランプスイッチの配線作業はこれで一旦完了です。

2.レギュレーター ・ CDI ・ ウインカーリレー ・ イグニッションコイルとメインハーネスの配線。
  今回用意したのは以下のパーツです。
  No.313付属  レギュレーター
  No.1708    ミニモトレーシングCDI  
  No.313付属  ウインカーリレー
  No.833     12Vレーシングイグニッションコイル

まず、レギュレーターとメインハーネス接続端子を準備します。
007
レギュレーターに接続される4つの線は以下の色と機能を意味しています。

黄 : 交流12V変換用(ジェネレータと繋がっており、交流の電気を受け取る。)
白 : 直流12V変換用(ジェネレータと繋がっており、交流の電気を受け取る。)
赤 : バッテリー充電用(白線で受け取った電気が変換された後、バッテリーの+端子へ電気を流す)
緑 : アース接続用

メインハーネス側は4ピンメスのカプラーで、後はレギュレーターをカプラーオンするだけです。
008
次はCDIで、メインハーネス側が、2ピンと4ピンカプラーメスになります。
009
CDIに接続される5つの線は以下の色と機能を意味しています。

黒赤 : 蓄電用(ジェネレータと繋がっており、交流の電気を受け取る。)
黒黄 : イグニッションコイル送電用(タイミングが来たらイグニッションコイルへ送電する。)
青黄 : 点火タイミング用(エンジン内にあるパルサーから点火タイミング信号を受信する。)
黒白 : エンジン停止用(メインスイッチやキルスイッチと繋がっており、アースに繋がると点火を止める。)
緑 : アース接続用

これもカプラーオンするだけです。
010
ウインカーリレーはメインハーネス側が2ピンL字端子になります。
011
これも差し込むだけなります。
012
最後にイグニッションコイルですが、メインハーネス側は以下写真のように、平ギボシメスの
黒黄と緑の線になります。
013
黒黄の線をイグニッションコイル側の黒端子へ、緑の線をイグニッションコイル側の緑端子へ接続します。
014
イグニッションコイルのプラグ側を以下写真のようにエンジンのプラグへ差し込みます。
015
フレーム等へ固定する作業はまとめて紹介しますので、ここでの作業は一旦完了です。

3.テールランプとリアウインカーとの配線。

まずメインハーネス側のテールランプとリアウインカーに配線する端子を確認します。
016
テールランプが3ピンカプラー、あとはウインカー左右の+側丸ギボシメスになります。
No.281付属のテールランプから出ている3ピンカプラー配線色の並び順が、メインハーネスと
違っていたので、修正して取り付けています。(ブログの最後で配線図を紹介します。)
017
この状態だと左右のウインカーから出ている-側の配線(緑)が余っています。
純正車両はウインカーフレームのアースが取れているため、メインハーネスに-側の配線はありませんが、今回用意しているNo.141のウインカーは、-側の配線(緑)をフレームに配線する必要があります。

そこで以下写真のような左右ウインカーの-側オスギボシを接続できる、Wギボシメスとフレームに
ボルトで固定できる平丸端子を用意してフレームへ取り付けています。
018

今回の作業はここまでで、今回作業した配線図はこちらです。

次回はメーターやスイッチ類の配線を紹介予定です。お楽しみに!



ミニモトパーツで一台組み上げる! その6

2013年3月26日

ミニモトパーツで一台組み上げる! その6です。

今回の作業は以下になります。
1.テールランプ一式を取り付ける。
2.前後ウインカーを取り付ける。
3.ヘッドライトケースを取り付ける。
4.チェーンを取り付ける。

では早速組み立て行きましょう。

1.テールランプ一式を取り付ける
  今回用意したのは以下のパーツです。
  No.0281  リアキャリアレスキットテールランプ
  
まず、リアキャリアレスキットテールランプを用意します。
0001
取り付け用のボルトは付属していませんので、M8×12mmとワッシャーを用意して、以下写真のように
取り付けます。
0002
今回取り付ける際にはテールランプマウントとフレームのボルト取り付け穴のピッチが若干ズレていたので
マウント側を削って長穴にして取り付けています。
これでテールランプ一式の取り付けは完了です。
0003

2.前後ウインカーを取り付ける。
  今回用意したのは以下のパーツです。
  No.0141  クリアレンズ12Vウインカー
  
まず、ウインカーを用意します。
0004
以下写真のように前後のウインカーを取り付けます。
0006
0008
取り付けは簡単なのですが、左右配線色に注意します。
以下写真のように左右で配線色が違います。
0007
左側を橙色と緑色、右側を空色と緑色です。(緑色は前後左右で共通)
*純正は右が空色、左が桃色です。

3.ヘッドライトケースを取り付ける。

  用意したのは以前のパーツです。
  No.1002  マルチリフレクターヘッドライト
  
まずヘッドライトを用意します。
0009
次にヘッドライトからレンズを取り外すために、左右にあるネジを外します。
0010
0012
取り外したら、ケースのみを以下写真のように、ヘッドライトブラケットへ取り付けます。
取り付けボルトは付属していませんので、M8×20mmとワッシャーを別途用意します。
00141
ケースに対してブラケットの取り付け部分が、斜めに当たる場合はきちんと固定できませんので、
必要に応じてケースとブラケットの間にカラーを入れるようにします。
これで配線の準備ができましたので、取り付けは完了です。

4.チェーンを取り付ける
  
  今回用意したのは以下のパーツです。
  No.1338  SFR製420-98L レーシングチェーンゴールド
  No.1869  武川チェーンカッター
  No.2013  ワイドスプロケットスペーサー 4mm アルミ製

0015
適正リンク数を調べる必要があるので、まずジョイントリンクを外します。
0016
0017
0018
ジョイントリンクを外したら、実際に車両に取り付けてチェーンの張り具合を確認しながら適正リンク数を
調べます。
チェーンの張りは以下写真のようにチェーンを下側から押して2~3cmくらいたわむのが適正です。
0018_2
今回のパーツ構成だと、以下写真のように92リンクがベストでした。
チェーンスライダーは前方に寄せ、出来るだけチェーンのたるみを少なくすること。
実際にチェーンスライダーを後方に寄せた時に、チェーンのたるみが良い感じになります。
0019
リンク数が決まったら、チェーンカッターを使って余ったチェーンを切ります。
0020
92リンク目をチェーンカッターのスライドピンの中心にくるよう以下写真のようにセットします。
0021
次にチェーンに付いているピンを押しだすために、カッター本体にある穴へ下記写真のように
ソケットレンチを用い六角ボルトを締めていきます。
0022
92リンク目のピンをある程度押しだしたら、以下写真のように93リンク目のピンも押しだします。
00231
93リンク目のピンをある程度押しだしたら、92・93リンク目のプレートも同様に外します。
0025
プレートの厚み分、再度ピンを押し下げることができる状態になったので、92リンク目のピンを押しだすと
92リンク目が外れます。
0026
92リンク目のピンを一気に反対側まで押し出しきれる道具であれば、ここまでの作業は必要ありませんが
この道具の場合はこのような手順でチェーンをカットします。
これで適正リンク数にチェーンをカットすることができましたので、再度車両に取り付けて、ジョイントリンクを
セットします。
0027
最後にリンクプレートとチェーンクリップを取り付けます。またクリップの向きに注意します。
0028
0029
上記写真の向きでクリップを取り付けないと、最悪チェーンが切れて外れます。
*クリップの口が開いている側を後ろに向けます!
と、ここまでは順調だったのですが、適正リンク数を調べるときに1つ忘れていたことがありました。
0030
チェーンラインを確認し忘れていました。
上記の写真のようにチェーンがタイヤに当たっています。
このような場合はリアスプロケットを外側へ移動する必要がありますので、以下写真のようなスペーサーを
使います。
0031
上記スペーサーをリアハブとスプロケットの間に取り付けて、再度チェーンラインを確認したのが以下写真。
0032
チェーンラインがほぼ一直線になり、タイヤとスイングアームにあるショック取り付けボルトの両方に
当たらない位置に取り付けすることができました。

今回の作業はここまでです。

次回は配線を紹介予定です。お楽しみに!



ミニモトパーツで一台組み上げる! その3

2013年2月26日

ミニモトパーツで一台組み上げる! その3です。

今回の作業は以下になります。
1.エンジンにフレーム、バックステップを取り付け、フレームにスイングアームとリアフェンダーを取り付ける

今回はこれのみですが、なぜ1つの作業でこれだけのパーツを扱うのか理由を以下に記載します。
・エンジンにフレームを取り付けるボルト2本のうち1本は、バックステップのシャフトになるから
・バックステップの取り付け途中でスイングアームボルトをフレームに付けないと
 後からではボルトが付けられなくなるから
・バックステップとリアフェンダーをフレームに固定するボルトが一緒だから

では早速組み立て行きましょう。

1.エンジンにフレーム、バックステップを取り付け、フレームにスイングアームとリアフェンダーを取り付ける
  今回用意したのは以下のパーツです。
  No.0313 125ccエンジンセル始動方式2次側クラッチ
  No.0414 モンキー3cmロングアルミCNCフレーム
  No.1957 アルミCNCフレーム用スイングアームカラー
  No.2182 エンジン装着ボルトクロームメッキ
  No.0965 モンキーバックステップディスクブレーキ用
  No.1509 モンキーアルミ製ロングフェンダープレー

ではエンジンから見ていきましょう。
045
セルとキックスタート両方対応している125ccの4速リターンシフトのエンジンです。
エンジンの下にあるのは5000円前後で販売されているジャッキアップ台です。ミニモトでの取り扱いは
ありませんが、これがあるとエンジンとフレームの取り付けや、フレームとフロントフォークの取り付け等で
安定して作業ができて便利です。

次にエンジン各部を紹介します。

インテークマニホールドを取り付ける部分とオイルキャッチタンクを取り付ける場合の取り出し口になる
タペットカバーやオイルクーラーを付けるときに交換することになるカバーが付いています。
046
次の写真はマフラーの取り付け口です。
047
エンジンオイル交換は以下のフィーラーキャップを外して行います。
048
次にスプロケとシフターの軸が見えます。左に見えるケーブルはセルモーターの線です。
049
次はクラッチワイヤーを繋ぐレバーやキックスタートの軸が見えます。
050
では付属品を見ていきましょう。
052
1. セルリレー
2. CDI
3. レギュレーター
4. イグニッションコイル
5. スプロケットカバー(セル付きエンジンはジェネレーターカバーと分離している)
6. インテークマニホールド
7. ケーブル固定ステー(必要に応じて使う)
8. シフターとキックスターター(今回はバックステップを取り付けるので使わない)

あと、配線の参考資料が付いています。
053
次にフレームを見ていきます。
054
フレームはNo.414の3cmロングアルミフレームですが、付属品としてリアショック取り付けシャフトと
フットブレーキ固定軸がついています。
フットブレーキ固定軸は今回バックステップを付けるので使いませんが、純正車両で言うとこの部分に
使う部品です。
056
リアショック取り付けシャフトは簡単に取り付けられるので以下の写真のように付けてしまいましょう。
055
ではエンジンにフレームを取り付けます。
057
エンジンの上にフレームを乗せたら、No.2182のエンジン装着ボルトクロームメッキの長いほうを
エンジンのボルト取り付け穴に差し込みますが、ここで問題発生。
残念ながらNo.414のフレームを使った場合はNo.2182のボルトは短くて使えません。
このボルトの有効長は110mmですが、少なくとも115mmは必要です。
今回はM6×120mmのボルトを別途用意して取り付けました。
次にフレーム下側にあるエンジンボルト取り付け穴とエンジン側のボルト穴位置を合わせますが、ここでも
ちょっとした問題発生。
058
エンジン側のボルト穴の上にホース固定用ステーがあるのですが、これを固定しているボルトが
フレームに干渉するので、これを外してからフレーム穴を合わせます。
ホースはフリーになりますが、特に問題ないと思います。(必要であれば、結束バンドで固定します)
通常であればここで、もう1本のエンジン取り付けボルトを使用しますが、今回はバックステップを使います。
059
付属品としてキックスターターとシフター接続シャフトが付いています。
黒い金具もありますが、これは今回使いません。
バックステップのシャフトをエンジンとフレームのボルト穴に差し込むので以下の写真のように
バックステップのボルトを緩めます。
このボルトはM5.5です。良く売られている六角レンチのセットだと、M5.5は付いてないことが
多いので気をつけてください。
060
緩めてフットブレーキ側のプレートを外したら、以下写真の中央にあるシャフトカラーも外します。
061
シャフトカラーを外したら、以下写真のようにバックステップのシャフトをフレームとエンジンのボルト穴に
差し込みます。
062
次に反対側に出たシャフトに先ほどのカラーを取り付けます。
063
ここで、バックステップのブレーキ側のプレートを取り付けたくなりますが、付けてしまうと
スイングアームシャフトをまっすぐ差し込めるスペースがなくなるので、先にスイングアームを
取り付けますが、このフレームはスイングアームボルトの通る穴径がとても大きいので
No.1957のスイングアームカラーが必要です。カラーを取り付けたのが以下の写真。
img_0151
ここで前回組み上げたスイングアーム一式をフレームに取り付けます。(ボルトにグリスを塗りましょう。)
ボルトはNo.816のスイングアーム取り付けボルトです。
img_0153
スイングアームボルトを差し込みましたが、ここで問題発生。反対側を見てみると・・・
img_0155
反対側へ出たボルトがバックステップに当たっています。
短いボルトを用意することもできますが、ここは当たっている量が少しだったのでボルトを削ることにしました。
img_0157
写真ではちょっとわかりにくいですが、0.5mmくらいの隙間を確保しました。
ここでようやくバックステップのブレーキ側プレートを取り付けます。
ですが、ここでも問題発生。
070
ここでバックステップとリアフェンダーをフレームに取り付けますが、写真の通り、大きな隙間(約15mm)が
できてしまいました・・・
ボルトだけでバックステップを支えるのは頼りないので、この隙間を埋めるカラー(M6×10mmとM6×5mm)を
用意して、リアフェンダーも一緒に取り付けます。
そこで、今回用意したのはNo.1509 モンキーアルミ製ロングフェンダープレートです。
スイングアームを10cmロングにした場合長さがちょうどあうフェンダーになります。
080
これとバックステップ後ろ側のプレートとカラーにボルトを通してフレームのリアフェンダーボルト穴に締めつけます。
ボルトは別途用意したM6×40mmを使いましたが、ここで問題発生。
リアフェンダーがバックステップ上側のシャフトに干渉して真っ直ぐに取り付けられません。
img_0211
そこで、リアフェンダーにドリルで穴をあけて長穴にすることにより、以下のように取り付けました。
img_0213
さらに、フレーム上側にもボルトで固定しますが、ここもドリルで長穴加工したのと、ボルトが無いので
M6×15mmのボルトを別途用意して、必要以上にリアフェンダーが反らないようM6×5mmのカラーを
入れて取り付けたのが以下の写真。
img_0218
これで今回の作業は終わりかと思いきや、リアタイヤの位置を良く見ると・・・
img_0226
右側に寄っています。
スイングアームとタイヤの距離を測定すると、右:12.5mm、左:18.5mmだったので
ホイールとハブの間に3mmのスペーサーを入れれば良さそうです。
そこで以下写真のNo.0296 3mmアルミ製ホイールスペーサー5枚入りの1枚を使います。
img_0229
これを取り付けてもう一度タイヤの位置を確認すると・・・
img_0230
ほぼ中央に来ましたのでこれでOK。今回の作業はここまでです。
img_02381
次回はリアショックの取り付けやバックステップにブレーキマスターシリンダー等を取り付け予定です。
では次回をお楽しみに!



ミニモトパーツで一台組み上げる! その2

2013年2月19日

ミニモトパーツを使って、一台組み上げる! その2です。

今回の作業は以下になります。
1. リアホイールにディスクブレーキとスプロケットを取り付ける
2. 1番で組んだリアホイールにスイングアームを取り付ける

では早速組み立てていきましょう。

1.リアホイールにディスクブレーキとスプロケットを取り付ける
  用意したのは以下のパーツです。
  No.0213  モンキータイヤ130/60-10(チューブ付属)
  No.1658  モンキー10インチ3.5Jリムビレット加工スポークゴールド
  No.0123  モンキー10インチホイール専用リアディスクブレーキ
  No.1544  29Tジェラルミンスプロケットゴールド

  前回のブログでタイヤとホイールの組み付けは説明したのでリアホイールの説明は省略します。
  次にNo.0123  モンキー10インチホイール専用リアディスクブレーキです。
  032
  付属品としてステーやボルトが沢山ありますが、今回ブレーキとシフトのペダルはバックステップを
  使う予定なのでこれらすべての付属品を使う必要はなく、使うものだけ組み付けるときに紹介します。
 
  まずはブレーキキャリパーに写真のボルトを使ってステーを取り付けます。
  033
  取り付けた後、キャリパーを裏返すと、ブレーキパッドの間にスペーサーが入っているので、これを取り出します。
  034
  そしてブレーキパッドの隙間にハブに取り付けられたブレーキディスクを以下のように取り付けます。
  035
  ここで注意したいのが、ホイールとハブを先につけてはいけないということです。
  先につけてしまうと、ディスクブレーキとホイールの隙間が狭くなってキャリパーが入らなくなるので
  以下写真のようにキャリパーを付けた状態で、ホイールに組み込みます。
  (写真右下にあるNo.0123付属品のボルトを使います。)
  036
  組み付けたホイールを裏返すと以下の写真のようになります。
  037
  ここへ以下写真のスプロケットとNo.123付属のボルトを使ってハブへ取り付けます。
  038
  img_0147
2.1番で組んだリアホイールにスイングアームを取り付ける
  本来であれば、スイングアームをフレームに取り付けて、リアショックを付けてからこの作業をしますが、
  今回先に説明します。
  今回用意したのは以下のスイングアームです。
  No.2275  モンキータイプ2スイングアーム10cmロング
  040
  付属品として、リアショック取り付けボルト2本とチェーンアジャスターとブレーキロッドが付いていますが
  今回ディスクブレーキを使うのでブレーキロッドは使いません。
  
  このスイングアームへ1番で組んだリアタイヤ一式を取り付けますが、まず気を付けるのが以下写真の
  ようにキャリパーサポートの長穴とスイングアーム裏側のブレーキストッパーの突起をハメ込むことです。
  041
  次にタイヤを後ろから見て右側からアクスルシャフトを差し込みます。(シャフトにはグリスをたっぷり付けます。)
  img_0203
  アクスルシャフトの奥に見えるのはチェーンアジャスターと呼ばれるもので、アクスルシャフトの位置を前後に
  移動させることができ、チェーンの張り具合を調整することができます。
  img_0207
  ここで差し込んでみて残念なことに気がつきました。
  以下写真のように、スプロケとスイングアームの間に入るカラーがありません。
  043
  今回アクスルシャフトはスイングアームの板厚が厚めだったのでNo.2732の215mmの
  アクスルシャフトを選びましたが、No.123やこれにはカラーがついていません。
  純正から組み替えの場合にはホンダ純正リアーホイールカラー左が適合しますので、差し当たって
  購入の必要はありませんが、アクスルシャフトについては実際取り付けてみると210mmでも長さは
  十分であることがわかりました。
  カラーが無い場合はNo.2078のホンダ純正リアーホイールカラー左を用意します。
  一旦純正車両からカラーを借りて以下完成です。
  img_02072

今回はここまでで、次回はエンジンにフレームやバックステップを取り付ける予定です。お楽しみに!  



ミニモトパーツで1台組み上げる!

2013年2月13日

今回からスタッフが「ミニモトパーツを使って、1台組み上げる!」といった内容を企画しまして随時更新していきます!

組み立ては普段ホームページ等を担当しているスタッフがやるので組み立てはあまり詳しくなく・・・本当に組めるのか実験する意味合いを含めて、メンテナンス本を片手に勉強しながら悪戦苦闘する様子をお伝えします!(ですので技術スタッフにはどうしてもわからない部分だけ聞くことにします。)

今回の作業内容は次の3つです。
1.ホールとタイヤの組み立て
2.フロントタイヤをフロントフォークへ組み付ける
3.フロントフェンダーを取り付ける。
では早速組み立てていきましょう。

1.ホイールとタイヤの組み立て
用意したのは以下のパーツです。
No.1026 モンキータイヤ110/70-10インチ(チューブ付属)
No.2018 モンキー10インチ3.0リムビレット加工スポークゴールド
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今回の組み立てで気をつけることはL字エアバルブの向きになります。この製品は出荷状態でL字エアバルブがタイヤの進行方向に対して右側に出ています。                                                 002

この後フロントフォークが登場しますが、タイヤの進行方向に対して右側にブレーキキャリパーがあるので、このままだとタイヤが回った時に、L字エアバルブとキャリパーが当たってしまいます。ですのでタイヤからチューブを取り外し、L字エアバルブの向きを変えてタイヤへ戻します。 
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次にホイールを組み付けますが、この製品は合わせホイールなので下の写真の用に分解します。
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そしてエアバルブの穴のあるホイールパーツを取り付け、ボルトを2本程度通してからスポークを取り付けると位置が決まりやすいです。                                                                005006

※左右のリブにチューブが挟まれないように注意します。
最後のホイールパーツを取り付け、ラチェットでボルト締めていきますが、この時ボルトにネジロック剤(低強度)を塗布しており、ネジの緩みを防止しています。M12までのボルトなら低強度で充分かと思います。また、ソケットが短いとラチェットがホイールに当たるので、写真のようにロングソケットがあると便利です。
※12本のボルトは対角線上に均一トルクで締めこんでいきましょう。トルクが偏ると一部に負荷が加わり、最悪の場合リムが歪んでしまいます。
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これでタイヤとホイールの組み付けは終わりなので空気を入れますが、適正空気圧を入れたあとすぐに取り付けて乗ってしまうのはホイールの歪みが発生する可能性があるので、2.0 kg/cm2 程入れた後、1日くらい放置してから適正圧の1.8 kg/cm2 に落とすことでタイヤとチューブとホイールが馴染みます。

2.フロントタイヤをフロントフォークへ組み付ける
今回用意したのは以下のパーツです。
No.1227 モンキー倒立ディスクステンレスメッシュホース
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ここで、No.1227のパーツ構成を紹介しておきますね。
フロントフォークとディスクブレーキだけではなく、10インチ用メーターギアとワイヤーも付いています。
※今回使用のホイールサイズは3.0Jだったため、キャリパーとリムとのクリアランスも十分でした。
同ホイールのサイズ違いの3.5Jはキャリパーと干渉するのでご注意ください!
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そしてブレーキレバーとブレーキワイヤーも付いています。
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トップブリッジにはハンドルクランプ取り付け用のボルト穴があり、ボルト間のピッチは100mmです。
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バーハンドルの取り付け幅がこれ以下の物を希望する場合はバーハンドルクランプをNo.1515にすると60mm程度に変換することができます。あと、ヘッドライト取り付けステーも付いていますので、下の写真のようにアウターに少し段差があるところへ仮止めしておきます。                                                   015

パーツの構成がわかったところで早速タイヤの取り付けをしましょう。
下の写真のようにアクセルシャフトを緩めて抜くことで、ディスクローターやハブが取り出せます。
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取り出したハブとホイールを取り付けようとしたところ、残念ながらこれらを取り付けるボルトが無いことに気付きました。どちらの商品にもこのボルトは付属していないので自分で用意する必要があります。今回M8×25mmを用意して下の写真のように取り付けましたが、25mmはちょっと長かったので20mmでいいと思います。もちろんここでもネジロック剤を塗布してから締めます。
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ハブとホイールが固定できたらフロントフォークの間へ戻しますが、ディスクローターが下の写真で見えるブレーキパッドの隙間に入っているか確認しながら戻していきます。                                         018

次にアクスルシャフトを差し直しますが、下の写真のようにメーターギアとカラーを入れ忘れないように気をつけます。   ※アクスルシャフトにはグリスを塗りましょう。長年ホイールの取り外しをしないとホイールを外そうとしてもアクスルシャフトが固着して簡単に外れません。
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これでナットを締めて(ネジロック剤を忘れずに)取り付け完了ですが、タイヤセンターがフロントフォークセンターと、芯が重なり一直線上になればOKです。目視でよいのでタイヤの位置をチェックします。
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今回のパーツの組み合わせでは位置調整(センター出し)は不要でした。左側に寄っている等あれば、No.296のホイールスペーサー等を使ってセンター出しをします。

3.フロントフェンダーの取り付け
今回用意したのは以下のパーツです。
No.2273 レーシングタイプフロントフェンダー
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ホームページの商品説明には無加工での取り付けはできないと書いてあります。とりあえずそれらしい位置にこれを置いてみると・・・
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ステー等が付属しているわけではないので、自分で取り付けを考えなければならないですね・・・
使えそうなステーを探しに汎用金具が沢山置いてあるようなお店に行ったらこんなものがありました。フェンダーの取り付け穴はM6、写真のステーボルトもちょうどM6でした。
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これを使えば何とかなるかもと思い、とりあえずそのまま仮組みしたのが下の写真です。 
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付くには付きましたが、タイヤとフェンダーに大きな隙間ができてしまいました。残念。これはもうフェンダーに穴をあけるしかないですね・・・
どれくらいフェンダーを下げればいいか試算して60mm程下げることにしました。
ちょうど家に電動ドリルがあったので、今の取り付け穴から60mm上の所にマークをつけて穴をあけるときに亀裂が入らないよう、その周辺をビニールテープで巻いてから穴をあけたのが下の写真。
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開けた穴の下側は余計なのでプラスチック用のノコでカットして、ヤスリを掛けました。
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これで60mm程下がることになるので取り付けてみたらこんな感じです。
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どこかと干渉することもなくなんとか取り付けることができました。 
ただ、これだとステーが丸見えなので見た目を良くするため、ステーを黒塗り、フェンダーをさらにカット・研磨して、ステーの外側にフェンダーを取り付けたのが下の写真です。 
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フェンダー表面にボルトを締め付けることになるので、フェンダーが割れないようゴムリングとワッシャーを間に入れて締めています。

今回はここまでです。次回をお楽しみに!